在宅勤務歴6年目、グラフィックデザイナーとして働くあまねです。
コロナより以前からフリーランスとして自宅で仕事をしていました
初めはいつ終わるか分からなかった在宅勤務でしたが、気づけば5年が経過。
今後も引き続き在宅勤務を継続することになったため、デスク環境を一新してワークチェアを買い換えました。
- 予算:3万円前後
- デザイン:デスクに干渉しないアームレスト付き
- 国内メーカー
この条件で探して見つけたのが、コクヨの「エントリー」というモデルのワークチェアでした。
直近までは、ノーブランドの6000円のワークチェアを使ってきた私。
果たして差額20000円分の変化はあったのか、紹介していきます。
在宅のフリーランスやリモートワークの方、これから副業を始める方など、自宅のデスク環境を整えたい人の参考になれば嬉しいです。
- 背中のランバーで背もたれの形が調整できる
- ワークチェアの中では比較的手の届きやすい価格
- 出張組み立てサービスが利用できる
- アームレストの高さが変えられる
- 無料で最長3年の保証付き
- 店頭で試すことができない
- ロッキング機能は正直いらない
- 座面の柔らかさはいまいち
結論:全体的に素材は安っぽいけど品質は満足◎
エントリーはその名前の通り、ワークチェアを初めて購入する人におすすめです。
はじめのうちは、ワークチェアを少し良いものにしてみたけど、椅子ひとつでそんなに変わる?と半信半疑でした。
しかし一ヶ月、二ヶ月…と間使い続けてみたところ、以前の椅子に比べて肩こりが減ったことに気づいたのです。
以前は肩こりから来る頭痛で通院していましたが、最近は頭痛が減りました!
しかしネットで仕様と口コミだけを見て購入したため、正直素材や質感がいまいちだな〜と思う点もあります。
それでも品質自体は満足いくもので、今まで使ったチェアと比較して20000円の差額の価値はあると感じました。
以前は6000円のワークチェアを使っていました
在宅勤務時を始めた頃、いつまで使うかわからなかったので、とりあえずで6000円のワークチェアをネットで買いました。
女性ひとりでも組み立て簡単、メッシュ製の背もたれもしっかりしていて悪くはなかったのですが…
- 長時間座っていると身体のあちこちが痛む
- 1年ほどで座面がヘタってしまい、ジェルクッションの併用が必須
- 座面のメッシュに細かなゴミが詰まる
- キャスターの滑りがいまいち
と、徐々に細かな不満が出てきました。
コクヨのワークチェア「エントリー」とは
文房具やオフィス家具を扱う国内メーカー、コクヨが販売しているワークチェアです。
オフィス向けに販売していたワークチェア「airfort」を、多くのユーザーが購入できるようにと改良したモデルです。
エントリーは現在店頭では販売されておらず、通販限定での販売モデルとなっています。
外寸法 | 幅675×奥行570×高さ950~1045mm |
座面寸法 | 幅490×奥行430~470mm |
重量 | 約13.7kg(ナイロン脚)/約14.3kg(アルミ脚) |
材質/背 | 強化ナイロン(メッシュ)ポリエステル |
材質/座 | ポリエステル |
材質/脚 | 強化ナイロン(ナイロン脚)/アルミ(アルミ脚) |
機能 | ランバーサポート、シンクロロッキング機能、座奥行き調整、ロッキング強さ調節、ロッキング固定 |
選べる脚の素材
脚の部分の素材が、樹脂製とアルミ製の2種類から選ぶことができます。
私は耐久性重視でアルミ脚にしましたが、軽さを求めるのであれば樹脂製が良いでしょう。
高い拡張性とカスタマイズ性
用途に合わせて、アームレストとヘッドレストは後から購入することができます。
ヘッドレストが必要か悩みましたが…あったほうが見た目がかっこよくてテンションが上がるという理由で取り付けました(笑)
オプションパーツも六角レンチで取り付けるタイプですが、女性ひとりでも簡単に取り付けることができました。
また、チェア本体は座面の高さだけでなく奥行きも調整でき、背もたれはランバーで形を調整することが可能です。
背もたれのランバーについては、後ほど詳しく説明しますね!
【コクヨのエントリー】気になった点・デメリット
試座できる場所が限られている
通販限定モデルのため、家具屋さんなどの店頭では試座ができません。
その代わり、東京品川オフィス南館1F「THE CAMPUS」に在宅勤務にて、コクヨおすすめのオフィス家具を一部体験できる「家具体験コーナー」があります(予約不要)。
ロッキング機能は正直いらない
座っている人の姿勢に合わせ、背もたれと座面が連動して動く「シンクロロッキング機構」を搭載。
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/entry/
エントリーは、背もたれが動くロッキング機能がついています。
しかし私の体格では思い切り押さないと傾かないため、ロッキング機能をリラックス目的として使うことができません。
座面の柔らかさは微妙
座面はメッシュですが、目が細かくて浅いのでゴミが入りにくいです。
ただしあまり厚みはなく、座り心地も若干硬めの印象です。
6000円のワークチェアの座面の方が厚みがあったかもしれない…
そこで私は、エントリーに買い変えてからもジェルクッションを併用しています。
【コクヨのエントリー】良かった点・メリット
背面のランバーで背もたれの形が調整できる
エントリーは背面にランバーと呼ばれるパーツがついており、背中のS字カーブに合わせて背もたれの強度を調整することができます。
パーツが固くて動かしにくいのが少し残念ですが、機能自体はとても良いです!
以前のワークチェアは背もたれの形と自分の姿勢が合わず、背中と背もたれの隙間にクッションをあてて座っていました。
ランバーを上下に移動し、自分の背中にあった位置に合わせることで体への負担が格段に減りました。
ワークチェアの中では比較的手の届きやすい価格
本体のみであれば2万円台と、国内メーカーのワークチェアの中ではかなり手の届きやすい価格です。
今よりも稼げるようになったら、その時はステップアップも検討中…
近い価格帯のオフィスチェアも探したものの、法人しか購入できないものがほとんどでした。
出張組み立てサービスが利用できる
今回は出張組み立てサービスを利用しました。
専門スタッフの方に来て頂き、搬入から組み上がりまで10分程度で終わりました。
撤収する際、梱包材もすべて回収してくれたのが嬉しかったです♪
パーツは全て六角レンチで組み立てるタイプのため、自分ひとりだったら20~30分はかかっていたと思います。
アームレストの高さが変えられる
別売りのアームレストは、6段階で細かく高さが調節できます。
質感の安っぽさと、調整時に「バチッ!」と音がするのが気になりますが…アームレストとしての機能は問題ありません。
低くしておけば、デスク下にしまうこともできます。
無料で最長3年間の保証付き
塗装の変色や商品の強度に関わる破損など、通常の使用環境下での劣化などに対する保証が3年間受けられます。
保証は追加料金なしで購入時からついてくるので、手続き等は不要です。
【コクヨのエントリー】口コミ紹介
期待通りだった口コミ
- 椅子を揺らした際にがたつきや軋む音が無く、安定感がバツグンです。
- 15万円以上の高級品に比べれば、厳密には確かに差がありますが、家庭用で使うには十分すぎる商品です。
- 組み立ては不安だったものの女性1人でも割と苦労せず組み立てられました(重さはあります)
期待と異なった口コミ
- 仕様上非常に残念なのが、背もたれを後ろに傾けた状態では固定できないという点です。私の体重は 50kg 程度ですが、背もたれのバネを一番軽い状態にしても、意識的に体重を掛けるようにしないと、一番傾けた状態を維持できないのです。したがって、身体を預けた状態でリラックスするというような使い方はできませんでした。
- 座面のウレタンが薄いせいか、少しずつお尻が痛くなってきます。
- ヘッドレストは要らなかった。無い方が首が楽でした。
男性からのレビューで、ヘッドレストが首の骨に当たって使いにくい、というレビューもありました。
エントリーのヘッドレストは硬めの素材なので、身長によっては無いほうが楽かもしれません。
155cmの私でちょうどヘッドレストが頭の位置に来るので、身長の高い人には合わないのかも…
【コクヨのエントリー】こんな人におすすめ
- 組み立ては専門スタッフにお願いしたい
- アームレストとヘッドレストの要不要は、椅子本体を買って使ってみてから決めたい
- 予算をかけずに一般的なオフィスにあるような使い心地のワークチェアが欲しい
【コクヨのエントリー】おすすめできない人
- 近くのお店で試しに座ってから購入したい
- 座面はボリューム感や細かなパーツの高級感など素材を重視したい
- 軽い力で使えるロッキング機能が欲しい
まとめ:コクヨの「エントリー」は初めてのワークチェアにおすすめ
- 背中のランバーで背もたれの形が調整できる
- ワークチェアの中では比較的手の届きやすい価格
- 出張組み立てサービスが利用できる
- アームレストの高さが変えられる
- 無料で最長3年の保証付き
- 店頭で試すことができない
- ロッキング機能は正直いらない
- 座面の柔らかさはいまいち
ワークチェアをはじめ、家具はデザインや使い心地を突き詰めると、キリがないですよね。
コクヨのエントリーは、手頃な価格でそこそこのワークチェアが欲しい、という方におすすめです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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